生涯愛される「ミズノ」であるために。ウブンとの並走でAmazonマーケティング戦略を強化し、広告効果アップ

  【写真左から】グローバルデジタルDTC統括本部 eコマース営業部 EC販売課 大西杏奈氏・アスレティック事業部 事業統括室 デジタルマーケティング課 課長 上田春奈氏・グローバルデジタルDTC統括本部 eコマース営業部 EC販売課 課長 細川真佐代氏と、株式会社ウブン コンサルタントの大橋洋斗・粕谷直輝・藤田由来

国内トップクラスの総合スポーツ用品メーカー・ミズノ株式会社は、創業1906年と歴史ある企業です。ボールやバット、ユニフォーム、トレーニングシューズといったメジャーなスポーツ用品からインナー・寝具などのライフスタイル用品まで、幅広い商品を生み出してきました。

ウブンとともにAmazonのマーケティング戦略を立て始めたのは2022年春。2024年を迎えた今、広告効果及び実売の伸びを強く実感していると述べます。


今回は、ミズノ株式会社 アスレティック事業部 事業統括室 デジタルマーケティング課 課長の上田春奈氏、グローバルデジタルDTC統括本部 eコマース営業部 EC販売課 課長の細川真佐代氏、大西杏奈氏とウブン コンサルタントの藤田由来、粕谷直輝、大橋洋斗にこれまでの取り組みとその成果について聞きました(以下敬称略)。


コロナ禍でデジタル施策を強化。実績あるウブンとの並走でAmazonの広告効果と実売が向上


――スポーツ用品の販売は小売店が中心と伺っています。総合スポーツ用品メーカーであるミズノ様が、ECにも注力されるようになったきっかけを教えてください。

細川:オンラインでの販売が飛躍的に増加したことや、コロナ禍をきっかけにAmazonのデジタル広告施策を営業内でも専任で担当するスタッフが必要だという方針になりました。現在は、私や大西の所属するeコマース営業部とアスレティック事業部内のデジタル施策を担当する上田のチームで一丸となり、全社的にECを拡販していこうと動いています。

Amazonさんからのパートナー紹介でウブンさんを知り、2022年春にゴルフ特集の連合企画でご一緒させていただきました。

粕谷(ウブン担当者):ゴルフ特集はゴルフ関連メーカーが協賛するもので、1つのページに各メーカーの商材やロゴが集まります。そこへ広告出稿して集客していこうという企画でした。

藤田(ウブン担当者):それ以降はAmazon DSP(※1)の企画など一部の広告も任せていただき、徐々にウブンの担当商材の範囲が拡大していきました。2024年に入ってからはミズノ様の事業部全体で代理店を統合していこうという流れになり、コンペでウブンを選んでいただきました。

※1:Amazon DSPは、Amazon内外で新規および既存のオーディエンスにリーチするために、広告をプログラマティックに購入できるデマンドサイドプラットフォームです。


――その決め手は何だったのでしょう?

上田:藤田さんがおっしゃった ように、Amazon DSPなど実績があったというのがポイントです。ゴルフ特集の連合企画は既に5回目を迎えていますが、2023年に比べて広告効果や実売が向上していて、依頼する価値を感じました。

細川:広告運用をどれだけテコ入れしていくかが課題だったので、細かく調整していただいて成果が出たのはありがたかったですね。お客様の反応を見てもECの必要性が高まっていることを実感しています。

上田:もともとAmazonは弊社のチームで運用していましたが、ウブンさんにお願いすることで、運用に関するノウハウを得られるうえに、リソースに空きが出ました。

細川:商材ごとにマーケティング担当がいて、商品軸でジャッジメントを下す上田のチームと、営業的に数字で考える大西のチームがあります。ウブンさんと並走するようになったことでそれぞれの役割を整理でき、どう足並みを揃えていくのがベストか戦略を練る余裕が生まれました。


ブランドを長く愛してもらうため、Amazonのリピート率を高めて拡販を目指す

大西:レスポンスが非常に早いところもウブンさんの魅力ですね。現在週1回のミーティングでは意見が活発に交わされ、弊社とウブンさんが同じ方向を向き、きちんと意思疎通できていることを実感しています。皆様のお人柄もあって、堅苦しくならずオープンに会話できるのもありがたいですね。

粕谷:意識的にレスポンスを早くしようと努めていますので、ご評価いただけて非常にうれしいです。AMC(Amazon Marketing Cloud)(※2)についてもご相談いただきましたね。

上田:AMCは非常に先進的な取り組みだなと感じました。Amazonのプラットフォーム上で購入されているお客様に「いかに弊社のファンになっていただくか」が大きな課題になっていて、そのためにAMCをどう活用していくかを検討しているところです。

細川:「ミズノ=スポーツ」というイメージが強い分、ライフスタイル用品はそれほど認知されていません。若い世代のお客様にスポーツ用品を愛用していただき、その後は普段の生活の中でライフスタイル用品を愛用していただくといった流れで、生涯にわたって「ミズノ」を愛していただきたいというのが私たちの願いです。

ECであれば長期的かつ広いアプローチがしやすいため、後発のライフスタイル用品も認知していただけるよう、今後はAmazonなどのプラットフォームを通じて拡販を目指していきたいです。

藤田:現在、私と大橋で分担しながら広告周りの地固めとAMCの調整を行っています。まずはAmazon内でのリピート率を高め、「どれくらいAmazonで購入していればミズノ様のECサイトへ流れていくか」「Amazonとミズノ様のECサイトの買い回りにトレンドがあるか」といった部分を可視化していければと考えております。

一番良い方法は、既存のお客様の活性化です。例えば、バレーのスポーツ用品を購入したAmazonユーザーへバレー関連商品を表示させるなど、さらなる購入へつながる施策を打っていきたいですね。

※2:Amazon Marketing Cloud(AMC)は、プライバシーが守られた安全なクラウドベースのクリーンルームソリューションです。広告主様はこのソリューションにより、Amazon Adsのシグナルや独自のインプットなどの匿名化されたシグナルを容易に分析でき、オーディエンスを構築できます。


――ありがとうございます。最後に、課題をクリアしていくためにウブンへ期待したいことを教えてください。

細川:広告運用や他のベンダーに関するアドバイスをしていただきたいです。ウブンさんは弊社の商品に興味を持ってリアルに関わってくれていますし、長期にわたるパートナーとして二人三脚でマーケティング戦略に取り組んでいければと思っています。

大橋(ウブン担当者):お客様に生涯「ミズノ」を愛していただく。その一端を担えていることが本当に嬉しいです。今後とも、引き続きよろしくお願いいたします。


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